伝統野菜の栽培

明治以前に導入されていた野菜を一般的に伝統野菜と言います。各地域の気候風土に影響を受けたその地域特有の品種でしたが、戦後経済の復興、生活水準の向上と供に大都市への生鮮食料品の安定供給が必須になってきて、品種の統一性が野菜にも要求されるようになりました。それぞれの地域の自然条件下および独自の技術により生産されていた地方品種が、どこでも誰でも栽培できる品種が求められ、適応範囲の広い、栽培が安易な品種が選択され広域に栽培され流通するようになりました。それにより伝統野菜が衰退する結果になりました。しかし昨今は伝統野菜が地域の特産物として地域経済の担い手として注目されており、農家、農協、地方公共団体による各地それぞれの伝統野菜の復活、振興が試みられています。しかし伝統野菜はそれぞれの地域の環境を元にして生まれた特性、それによる栽培技術が必要です。元々が広域的な物ではないので地域の特性を無視すると似て非なる物になってしまいます。いわば地域の伝統を後世に残す役割も担うために、やりがいのある重要な仕事です。

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