農業はスローライフではない

田舎暮らしを希望する人のほとんどは、のんびりと農業でもしてみたいと思っている人がほとんどだと思います。実は農業はのんびりできる仕事ではありません。新規就農者の中であらかじめ農業について具体的に勉強している人はほとんどいません。土地があれば初年度から収穫ができて収入になると思い込んでいる方ばかりです。リスクや不測の事態などが農業経験が無いため分からないのです。へたをすると会社勤めの頃よりも大幅に収入減になることなど珍しくありません。そして出来た農作物の出荷先も農協に納入するのか、あるいは自分で販売ルートを探し小売店と契約するのか、自分で直接消費者に販売するなどの努力も必要です。農業の理想に燃えて、自然農法、無農薬有機栽培などにこだわるのは良いのですが、農業で生計を立てる場合はあまり現実的ではありません。自分自身の力ではどうしょうもない事の一つに天災が有ります。長雨、台風などで一夜にして農作物が全滅などはよくあります。それに野生動物による被害などもあります。山などではサル、シカ、あるいはクマなど、山から離れた地域でもモグラや野ネズミなどの被害もあります。このような野生動物の被害は年々酷くなり農業を断念する人も後をたちません。しかも近年は海外からの安い農作物も輸入が増えています。農業はのんびり出来る仕事ではありません。細心の注意とアイデアが必要な仕事なのです。

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