冬期堪水

通常の水田では稲刈り後の冬場は乾水状態となり、翌春の代掻きまでは無水状態ですが、不耕起栽培の水田では冬場でも通水します。冬場に通水することによって藁などを腐敗させ水田の生態系を支え、微生物やバクテリアプランクトンなどの豊かな水田となり、除草効果の機能も確認されており、無農薬無肥料に適した水田になります。しかも冬場に通水させることによって、近年の農業の近代化や生活排水などによる湖や河川での水質の悪化による野生動物の生息地や本来は豊かだったはずの水田の生態系の回復及び、冬に日本に渡ってくる渡り鳥、ハクチョウ、ツルの生息地、ガンなどの越冬場所としての機能を果たすこととなります。このような農業生産における機能と自然環境保護の観点からも冬期湛水は注目され同様の水田管理が各地で試みられています。

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